近しい家族や親戚、友人等限られた人だけが参列し執り行われるのが、家族葬です。
通夜と葬儀・告別式を行うという点に限った場合、密葬と似通った部分があるかもしれません。
密葬は日を改め、参列者を招き本葬を行うという特徴があります。
その一方通夜、葬儀・告別式の2日間で完結するのが、家族葬です。
従来の葬儀とは異なり、故人の思いを形として表し易い点や形式に捉われない点から、近年増加する傾向にあります。
これまでになかった、新しい葬儀のスタイルだと言っても過言ではありません。
家族と参列者の間で認識にずれが生じたり、参列出来なかった方々との間でトラブルが生じるかもしれません。
実際に執り行う場合、きめ細やかな心配りが必要だと言えるでしょう。
家族葬を執り行うメリットは、3つあります。
1つ目が、内容を自由に変えられるという点です。
従来行われてきた葬儀を、よりコンパクトにしたイメージを持つ方が沢山いらっしゃいます。
近しい方だけが参列する為、故人の思いや遺族の希望を形にしやすいのです。
形式ばっていない為、堅苦しさを感じる事もありません。
2つ目が、準備に費やす時間を大幅に軽減出来るという点です。
従来の葬儀は気持ちに整理がつかないまま、遺族は準備に東奔西走していました。
遺族にとって、心の負担が大きくなり過ぎると言ったきらいがあります。
一方の家族葬は、親しい関係にある方々以外は参列する事はありません。
準備にかかる時間を、大幅に減らす事も可能です。
一般の参列者に、気を遣う必要はありません。
故人の思いを大切にしながら、通夜をはじめ葬儀・告別式を迎えられる点は、メリットが大きいと言えるでしょう。
3つ目が、故人とゆっくりお別れが出来るという点です。
一般的な葬儀において、遺族は参列者の対応に追われます。
故人としっかりお別れが出来なかったと、後々後悔する遺族も少なくありません。
身内や親族、親しい友人だけで見送る為、ゆっくりと故人を偲ぶ事が出来るのです。
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